電源が入らなくなったSONY HDR-PJ800ビデオカメラをメーカーへ修理に出したところ、直すためには本体の初期化が必要だと案内されたそうです。
初期化を受け入れればカメラは使えるようになるかもしれませんが、そのかわりに撮りためた動画も写真も残りません。
それならばと修理を頼まずに本体を引き取ってこられた大阪府茨木市のお客様から、電源が入らないままのHDR-PJ800をお預かりし、内蔵メモリに残っていた動画と静止画をビデオカメラデータ復旧で取り出しました。
お客様のHDR-PJ800は、ある日突然電源が入らなくなってしまいました。
まずはカメラを直そうとメーカーへ修理を依頼されたところ、修理を進めるには本体の初期化が必要になると説明を受けたそうです。
初期化をすれば、これまで撮りためた動画や写真は残りません。
カメラが直ってもデータが消えてしまうのでは意味がないと考え、修理をお願いせずにそのまま返却してもらったうえで、当社にご相談をいただきました。
お預かりした時点でも電源は入らず、液晶に何も表示されないため、内蔵メモリに何がどれだけ残っているかはカメラ側からは確認できない状態でした。
| 症状 | 電源が入らない(メーカー修理では初期化が必要と案内され、修理せず返却された状態) |
|---|---|
| 静止画 | 150枚 |
| 動画 | 441本(合計13時間12分/MTS 325本・10時間30分、MP4 116本・2時間42分) |
| 復旧率 | 100%(復旧対象の動画441本・静止画150枚すべてを復旧) |
内蔵メモリから取り出せたのは、動画がMTS形式で325本・10時間30分ぶん、MP4形式で116本・2時間42分ぶん、あわせて441本で合計13時間12分です。
静止画は150枚を取り出しました。
納品はテレビで観られるBlu-rayに変換してお届けしましたので、パソコンを使わずリビングのプレーヤーでそのまま再生していただけます。
修理では初期化が必要と言われたSONY HDR-PJ800でも、内蔵メモリの動画を取り出せる可能性があります
電源が入らない症状で修理を検討すると、多くの方がこの「初期化が必要」という説明で足を止めることになります。
修理とデータがなぜ両立しにくいのか、そして電源が入らなくなる側で何が起きているのかを、順に整理してみます。
そのため、電源が入らなくなったときは「カメラを直すこと」と「中のデータを残すこと」のどちらを先に考えるかを整理しておくと、判断しやすくなります。
データを残したい場合は、初期化や部品交換が行われる前の段階でデータ取り出しを検討するのが安全です。
また、充電と起動を何度も試したりご自身で分解したりすると内部の状態が変わってしまうことがありますので、症状に気づいた時点で操作をやめておいていただくほうが安心です。
直すためにはデータが消えます、と言われてしまうと、修理を頼むこともあきらめることもできず、そのまま引き出しにしまい込んでしまう方は少なくありません。
けれども今回のように、電源が入らないまま手元に戻ってきたカメラからでも、ビデオカメラのデータを復旧できるケースはとても多いです。
当社はビデオカメラのデータ復旧を専門にしており、これまでに3,000件以上のご依頼に対応してきました。
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